多治見駅から徒歩5分、ながせ商店街の真ん中に位置するヒラクビルは、かつてここにあった宝飾店をリノベーションした複合施設です。外観や館内の各所に当時の面影が見え隠れします。
陶芸家であり、志野・瀬戸黒で国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された故・荒川豊蔵が、自身の作品やコレクションを公開し、見識を深めていただきたいという思いから創設された資料館です。
夫婦二人で営むガラス工房「GLASS STUDIO 三日月」は、2020年にオープンしました。御嵩町出身のオーナーが、沖縄で9年間吹きガラスの修業を積んだ後に帰郷。祖父母が農機具小屋として使用していた家屋を受け継ぎ、吹きガラス工房とギャラリーとして改修しました。
御嶽宿のはずれにある愚溪寺は、臨済宗妙心派の代表的な禅寺です。山号を大智山、1410年(応永17年)に京都の妙心寺本山第5世の義天玄承が開山されたといわれる名刹です。約17,000㎡の広大な境内敷地と美しい枯山水の庭「臥竜石庭」を見学することができます。
明治20年代は村芝居の全盛期で、岐阜県東濃地方にも劇場形式の芝居小屋が60棟以上も建てられました。1894年(明治27年)に、地域の人々の尽力でかしも明治座も建てられました。地域の人が演じる芝居や旅の一座の公演などが行われ「娯楽の殿堂」として、村の人々に愛されてきました。建設当時のままの姿を保つこの劇場は、今もなお現役で、岐阜県重要有形民族文化財に指定されています。