風情ある街並みと石畳を歩く、坂の宿場町
馬籠宿は、江戸から43番目の宿場町です。石畳が敷かれた坂道の両側に飲食店や土産店などが軒を連ね、中津川の郷土食でもある五平餅、せんべいやおやき、栗きんとん味のソフトクリームなどの食べ歩きができます。
馬籠宿を流れる水路の水車小屋、石畳の坂道など写真に収めたくなる美しい街並みです。宿場に敵が侵入しにくいようにするための「桝形」など、江戸時代の面影も残されています。
馬籠宿の中腹には馬籠観光案内所があり、馬籠宿周辺から木曽路の情報を御案内しています。馬籠宿を抜けた先にある馬籠見晴台からは、恵那山を正面に望むことができます。山々の絶景を一望できるので、フォトスポットとしても立ち寄りたい場所です。
また、日本近代の文豪・島崎藤村の出身地でもあり、宿場町の中央部にある本陣島崎家の跡地に建つ文学館「藤村記念館」では、幕末・明治の馬籠を舞台とした藤村の代表作品である長編歴史小説『夜明け前』などの作品原稿が展示されています。
藤村の『夜明け前』に万福寺の名前で登場する永昌寺や10代目の日記が資料となった大黒屋も、馬籠で立ち寄ることができます。終焉の地、神奈川県大磯町の書斎も復元されており、館内を一巡すると藤村の生涯をたどることができるでしょう。
11月上旬には「馬籠宿場まつり」、1月下旬から2月中旬は「木曽路氷雪の灯祭り」など季節ごとのイベントやお祭りも開催されています。
住所：岐阜県中津川市馬籠
TEL：0573-69-2336（問い合わせ先 馬籠宿観光案内所）
営業時間：8:30〜17:00 ※冬季は9:00〜17:00
定休日：年末年始
