Top

当時の本陣の姿を現在も留めている宿場

中津川宿と馬籠宿の中間にあり、木曽路の険しい難所の手前に位置する落合宿。信濃国から美濃国へ入る最初の宿場町で、宿の長さは約390m、家数は約70戸、宿場の両端には桝形を備えていました。

落合宿は、1804年と1815年に二度の大火に見舞われましたが、その後に建てられた土蔵造りの本陣やうだつ、古い民家などから江戸時代の面影を垣間見ることができます。

落合宿 中津川市
落合宿 中津川市

宿場の中心部には公家や大名などの要人が宿泊した「落合宿本陣(国指定史跡)」があります。1818年に建てられた本陣は、岐阜17宿のうち唯一当時の姿を留めています。門は、加賀藩前田家から贈られたといわれています。

落合宿には、門の脇にある「門冠の松」が目を引く「善昌寺」や、庭園の苔が美しく、桜の名所としても知られる「高福寺」、茶道体験を行っている「医王寺」などがあります。これらの寺院では、観光客を対象に坐禅や写経などの体験プログラムも提供しています。

落合宿 中津川市
落合宿 中津川市
落合宿から馬籠宿の間、旧中山道沿いに位置する「落合の石畳」は、昔の姿が残された美しい石畳の街道を散策することができます。急坂を越える旅人が歩きやすいように造られた石畳は、大雨から坂を守る機能も果たしているそうです。
落合宿 中津川市
落合宿 中津川市

3ヶ所の石畳(計70.8m)は当時のまま現存しており、そこをつなぎながら復元した約840mの道は、美しい自然景観とともに中山道の風情をしのぶことができます。

住所:岐阜県中津川市落合

TEL:0573-66-2277(問い合わせ先 中津川観光案内所)

3