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Food
食文化について

五平餅

岐東美濃から飛騨地方一帯で愛される郷土の味覚「五平餅」。五平餅と聞くと平べったいわらじ型のものを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。特に五平餅の本場である東美濃には、丸い団子型や少しつぶれたような団子型など形だけでも様々な種類があり、さらにタレ、隠し味、串の素材や形に至るまで、100以上を数えるお店ごとに、こだわり抜いた様々なバリエーションが味わえます。

五平餅 五平餅 五平餅

栗きんとん

東美濃の秋の味覚の代表格とも言える「栗きんとん」。栗きんとんと言えば、おせち料理に入っているものを指しますが、東美濃では、栗と砂糖を炊き上げ、茶巾で絞って作られる和菓子のことを指します。
かつて宿場町として栄えた中で生まれたこのお菓子は、材料だけを見れば非常に簡素なお菓子ですが、栗の風味と甘さが見事に感じられ、口の中でほっこりとした食感を楽しめる逸品です。
材料がシンプルだからこそ、お店ごとに素材や作り方にこだわりがあり、それぞれの味わいや食感に絶妙な違いが生まれます。

栗きんとん 栗きんとん

朴葉寿司

東美濃の伝統料理「朴葉寿司」。色と香りが良い初夏の朴葉に、酢飯と様々な食材を載せて包む、初夏ならではのさわやかな郷土の味です。
かつては田植えの作業中や田植え後のお祝いで食べられる御馳走でしたが、現在でも初夏の時期になると各家庭で作ったり、お店で購入するなどして、親しみ食されています。

朴葉寿司 朴葉寿司

からすみ

東美濃の伝統的なお菓子「からすみ」は、珍味ではなく、米粉に砂糖を混ぜて蒸したもので、黒糖やよもぎ、くるみ、あずきなどを混ぜる場合もあります。
桃の節句のお供えとして作られますが、日常のおやつとしても親しまれており、和菓子屋やお土産売り場などでも販売されています。
名前の由来は、海から遠いこの地域で貴重なボラの卵巣の珍味「からすみ」に形が似ていたからとも、形が唐の墨に似ていたからとも言われています。

からすみ からすみ