Mizunami 櫻堂薬師 瑞浪市 瑞浪市, 観光スポット 開基1200年を超える歴史の深い寺院 櫻堂薬師(瑞櫻山法妙寺)は、山号を瑞櫻山、寺名を法妙寺(法明寺)といい、土岐町桜堂に所在するかつての天台宗寺院(現在は非法人寺院)です。 櫻堂薬師は平安時代の 812年(弘仁3年)に嵯峨天皇の勅願寺として三諦上人によって創建されました。この頃、天皇が病気にかかられた際、この寺の住職の三諦上人に全快の祈願を願ったところ、すっかり病気が治ったため、天皇の命令でこの寺の修理・増築を指示。お堂やお寺が二十六から三十六立ち並び、「高野山」や「比叡山」と並び日本三山と言われるようになって、毎日の読経の声が近所の村々にまで聞こえたと伝えられています。 戦国時代の1571年(元亀2年)に武田信玄、織田信長の戦乱に巻き込まれ、織田信長の命を受けた森長可によって焼き討ちされたと伝えられています。江戸時代、比叡山から櫻堂薬師に入った永秀・賢秀、また当地を治めた岩村藩(現恵那市)の援助によって再興され、現在まで法灯が受け継がれ、今も仁王門、絵馬、仏像など数多くの文化財を有しています。 切妻造り、浅瓦葺きで建てられた舞台は。昭和30年ごろまで地歌舞伎が演じられていました。主要の構造部は、建築当初のままと見られます。瑞浪市内で現存する舞台の中でも最大規模で意匠も優れており、また唯一「廻り舞台」のある貴重な建造物です。また、奈良時代から平安時代にかけて中国から伝来した「舞楽」で使用する舞楽面も3面残されています。岐阜県内でも大変希少なものです。例年、春には絲桜(イトザクラ)と呼ばれるしだれ桜が美しい花を咲かせ、夏(7月頃)には数種類の蓮の花を楽しむことができます。 住所:岐阜県瑞浪市土岐町桜堂5728 TEL:0572-68-2111(問い合わせ先 瑞浪市役所商工課) 3 Higashimino 2023年1月30日