御嵩町 歴史文化
御嵩宿のはずれに佇む「大智山 愚溪禅寺(ぐけいぜんじ)」は、臨済宗妙心寺派に属する代表的な禅寺です。


創建は1410年(応永17年)、京都・妙心寺の第5世住職である義天玄承によって開かれたと伝えられています。歴史あるこの寺は、四季折々の自然に囲まれ、訪れる人々に静寂と禅の心を伝え続けています。


境内に広がる「臥竜石庭(がりょうせきてい)」は、愚溪禅寺の名物の一つです。
義天玄承が「臥竜」と名付けたこの枯山水庭園は、白砂の敷かれた平庭に三つの石と松が配置され、静謐な美しさを湛えています。この庭園は、京都の「龍安寺石庭」の原型となったともいわれ、禅の思想を体現する見事な景観を形成しています。平庭に白砂が敷かれ、現在は3つの石と松が配されています。

愚溪禅寺の境内は約17,000平方メートルもの広さを誇り、四季折々の自然が織りなす風景が魅力です。

境内の西側には、江戸時代後期の天保年間(1830年~1844年)に建立されたとされる「二重塔(多宝塔)」がそびえています。この塔は、美濃の名工・野村杢頭作十郎国均野(野村作十郎)によって建築されました。繊細な木組みと優雅な曲線美を持つこの塔は、当時の高度な建築技術を今に伝える貴重な文化財です。
住所:岐阜県可児郡御嵩町中2635-1
TEL:0574-67-0123